インドネシアからの日本への送り出しについての調査概要

日本の1990年代から始まる労働力不足への対応として、技能実習制度は開始され、人口減少に伴う深刻な労働力不足への対応として、2019年より特定技能制度が開始されている。2023年末に、日本の在留外国人は300万人を超え、外国人労働者も240万人となった。将来もさらに労働力不足はすすむと予想されている。GDPの比較的高い国の多くでは、日本同様、労働者受け入れニーズは急増しており、昨今の円安状況の日本において、来日希望者はどのように変化していくのか、また、人権侵害の課題を抱えている技能実習制度はどのようにするべきか等について、現地の視点から、現状の日本の労働者の受け入れシステムを調査し、将来の予測や改善の提言を行なうことを目的に送り出しに関するシステムを調査することとした。

2023年度は、訪日労働者の伸びの大きいインドネシアを対象に、以下の点を中心に調査を行なった。

インタビューの結果概要は以下の通りである。

 

研究員:井上登紀子