「医療的ケア児」の地域におけるインクルーシブな支援体制の構築に関する国際比較研究
「医療的ケア児」とその家族が地域において安心して暮らせるためのインクルーシブな支援体制を構築することを目的に以下の調査を行った。
岡山県での「医療的ケア児」の家族に対するニーズ調査では、ひらたえがお保育園の保護者を対象にアンケート調査を実施し、その結果をガイドライン策定に活用した。
フィンランドのヘルシンキにあるネウボラ(NEUVOLA)を対象に実地調査を実施するとともに、「医療的ケア児」の地域でのインクルーシブな支援体制構築に向けた協議を行った。
ドイツ・ベルリン市での「医療的ケア児」保育に関する現地調査を行い、「医療的ケア児」のインクルーシブな保育について、その実態と家族支援のあり方、さらには一般市民の「医療的ケア児」と家族に対する意識、理解について協議した。
さらに、ベルリンでインクルーシブな保育を実践しているLebenshilfeのMusa Al Munaizel所長を招いて公開講演会を開催することで、ドイツと日本での医療的ケア児のインクルーシブな支援について課題を共有した。
研究担当者:社会福祉法人旭川荘 旭川荘総合研究所 所長 末光茂
研究期間:2022年4月1日~2024年6月30日
研究についてのお問い合わせ先:✉deguchi@asahigawasou.or.jp ✉labo@asahigawasou.or.jp
ホームページ:https://www.asahigawasou.or.jp/