~世界から選ばれる都市“岡山”を目指して~
まず、外国人労働者受け入れ先進国であるドイツの受け入れ実態を調査した。ドイツも少子高齢化が進み、労働力不足という日本と同じ課題を抱えている。日本にとってドイツの先例を知ることはとても有益である。6月から8月にかけてインターネット上の情報を中心に調査し、さらに10月にはドイツでの現地調査を行った。
これと並行して、岡山県在住外国人を交えたワークショップを2回実施し、岡山の暮らしで直面する課題、望む社会と、そのために必要な仕組み、自分にできることは何かを話し合った。
1月28日には『多文化共生のまちづくり』と題したイベントを実施した。午前の部では各国紹介のパンフレットや民族衣装、食べ物等の展示が行われ、舞台上では、パキスタンの踊りなどのパフォーマンスがあり、ダンサーと参加者が音楽に合わせて舞う場面も見られた。午後の部では、講演・パネルディスカッションを通じて、受け入れ課題の明確化が図られ、政府・市町村・NGO・市民団体・民間団体が連携し、異文化間のネットワーク構築の必要性を参加者と共有できた。イベントには総勢100名を超える在住外国人や市民が集い、多文化共生社会への関心の高さが窺われた。
研究担当者:NPO法人岡山県国際団体協議会 橋本 徹泱
研究期間:2023年4月1日~2024年3月31日
研究についてのお問い合わせ先:✉ office@coinn.org ホームページ https://coinn.org/ja